2009年12月02日

第3回「子どもを“賢く”育てたい」と思っている人のためのの絵本講座終了

 ご報告が遅くなりました。
 先週土曜日に、第3回「子どもを“賢く”育てたい」と思っている人のためのの絵本講座、無事終了しました。
 テーマがテーマなので、深く、広範にわたることになった講座の内容でしたが、予想以上の「共感」と「関心」で話を聞いていただけたことは、私にとっても大きな喜びであり、収穫以外のなにものでもありませんでした。
 時間の延長にもかかわらず、最後までご参加いただいた参加者の方々ありがとうございました。そして会場としても細やかなお手伝いをいただいた夜カフェrat&sheepのご協力にも深く感謝の意を表したいと思います。
 またしても写真を撮り忘れてしまいましたが、今回rat&sheepから用意されたスイーツは“ナッツとチョコレートのタルト”でした。
 テーマ「賢く」通りに濃密な内容となった講座の疲れた頭に、甘いチョコレートとコクのあるナッツの味が体に染み込むようで、ぴったりのセレクトでしたね。参加者の皆さんもとても喜んでいらっしゃるようでした。

 「子どもは『子どもの時代』を生きていますから、『理解しきれないかもしれない』ということを踏まえておいてください」

 「『賢く』ということが、人間味を失った非現実の論理の構築にばかり使われるようになっています。しかし“育てる”ということは『頭の運動』と『心の運動』の両方に目を配る必要があります」

「お子さんが「自分」を見失ってるなーと思ったら、スーパーに行くときに連れて行って、一緒にお肉でも選んでくださいねー」

 というようなことがランダムに出てくる話を、すぐに理解していただいたので、現代を生きる大人の女性(女性ばかりでした)の柔軟性と、認識の広がり厚みに改めて驚きを覚えました。
 なんというか、『すべては用意されているんだなー』といったところでしょうか。

 最後は
「周囲の大人が世界を「知り」、興味を持って「驚き」、変化を受け入れる(知識そのものではない)心の動きが、子どもたちの心に躍動感を与えますから、どんどん自分が面白いと思った絵本を手にとって、『自分のために』読んでくださいねー」
 と締めくくられ、今回は大量に用意していった“大人向け”の絵本を、参加者の皆さんがいつまでも手にとっていらっしゃったのが印象に残る絵本講座となりました。

 大分駆け足になり、内容的に細かなところまで説明しきれない部分もありました。(分量的には時間に対してボリュームオーバーでもありました。)でもなによりも今回の絵本講座は、「内容」よりもその過程を通り過ぎて得た心の「ふるまい、勢い」に主眼を置いたものだったので、どうぞその「感触」を大切にして、思い返していただけたらと思います。

 おかげさまで私の世界に対する信頼感も大幅に回復し、またこれを次の絵本講座につなげたいと思います。

 年末年始は私も少し“主婦”業に力を配分しまして、次回絵本講座は年明け1月末としたいと思います。またテーマなど詳細が決まりましたら、新たにこちらにお知らせします。

 次回予定している内容は「食育」です。「食べる」という行為が人の成長や行動にどのように影響を与えているのか、や現在の“食”の状況の問題点、危険性、など。また体質が人に与える影響や、どうやって“食”を通して自分を広げていくか、といったことなど。
 “栄養”だけではない、「心」と「体」両面にアプローチする「食育」講座になる予定です。
 

posted by kimiko-pinebook at 13:17 | 沖縄 曇り | Comment(1) | TrackBack(0) | office sunny side

2009年11月17日

第2回絵本講座終了   そして第3回絵本講座案内

●第2回絵本講座終了しました
「”男の子”って、3秒後の自分がかっこよくあることしか考えていませんから、人の話も聞かないし、やること言うことに一貫性がないことが多いですけど、気にしないで下さい。」

と始まった第2回絵本講座。

 「(5歳の)息子がいつも「虫」の絵本ばかりを持ってくるんですけど」
というご意見がありました。

 「『自分でを選んでいいよ』と言うと、男の子”は広い世界を前に自信を失うものなので、自分に分かる範囲から絵本を選ぼうとします。
(実際に我が家も息子は、図書館でわざわざ家にある本を借りようとしたりする)虫の絵本やキャラクターものばかりを持ってくるのはそのせいなので、気にせず2回に一回はお母さんが好きなのを買っちゃってくださいね」

 とずっと伝えたかったことを話題にし、さらには話は成人男性にもおよびました。

「男の人って、年齢がいくと体も皮膚もデコボコしてきて、じつは一緒に心も柔軟性が失われてくるんです。だからこちらの問い掛けにすぐに応えなかったり、急にちょっと大きな声を出したりします。そんなときも、『ああ、反応を調節するネジが硬くなってきているんだなぁー』くらいに考えて、同情して見守ってあげてくださいね」

 と、とても大きな場所では言いにくい発言が、忌憚なく連発された絵本講座となりました。さまざまな質問も出て、“こんなこととても外の場所では言えない”ということをじっくりとお話しすることができたました。

 最後、“やっぱり女の人がまずこの世界に気持ちよくいなくちゃね”と紙の上に自分の空間を描く作業。参加者の方から、予想以上の豊かなイメージと色遣いの絵たちが出されて、「この世界もまだまだ捨てたもんじゃないな」と私も心が癒されるとても楽しい時間となりました。

 絵本講座のために場所を提供してくれている、浦添の一軒家の夜カフェ「rat&sheep」が実は毎回テーマに合わせたお菓子を用意してくれています。
 今回は“男の子”にちなんで、「男」と「女」が両性が相補い別々の世界を分担しているんだよ、という意味で、足がつながった左右対称の二人の人間、“ジンジャーマン&ウーマンクッキー”を作ってくれました。
 講座の話の最後にそんなお菓子や飲み物も運ばれ、とてもほっこりとやさしい空気に包まれました。

 講座後に改めて思ったことは、多くの人の「世界を知りたい」という気持ちが最後のピースとなって、予想を超えた2倍3倍の豊かさがこのような集まりには宿るのだな、ということ。
 そのためには、参加してくださる方の思いが立ち上がる十分なきっかけとなるような、人間の本質、世界の本質に迫る企画が必要なのだな、としみじみ感じさせられました。どんな人の心にもたくさんのすばらしい色の諧調が詰まっています。それを引き出す場としてふさわしい時間にしていけたらと思います。
 参加者のみなさん、どうもありがとうございました。

●第3回絵本講座

 そして第3回のご案内です。

第3回
「子どもを“賢く”育てたい」
と思っている人のための
の絵本講座


日時:2009年11月28日(土)
      15時〜17時
場所:夜カフェ「rat&sheep」場所についてはこちら
会費:1500円(ドリンク・デザート付)

 今度は子育て世代にど真ん中ストレート。“教育”をテーマとした絵本講座です。
 「できれば我が子が“よく”育ってくれたら」、というのは親にとって共通普遍のテーマなのではないでしょうか。
 しかし社会における子どもの受け皿が限定され親も仕事に忙殺される日常の中で、どうしてもその“よく”が既成の枠組みである「勉強」などに集約されがちです。
 そのような混乱しがちな親の子どもへの期待を整理しながら、幅をもって子どもの成長の道筋を準備し、親も思い描いておくため「絵本講座」としたいと思います。

 実は本業が「塾講師」だったりする私サニーサイド。いつかやりたいと思っていた、念願かなってのテーマなのです。
 私が学生として過ごしてきた日々、そしてその後に目にし話に聞いた、さまざまな子どもの成長の道筋、また大江健三郎、湯川秀樹などの著名人の幼少期の話なども織り交ぜて、子どもの成長に必要な環境をあれこれ一緒に考えて行きます。
 話題の中心は「親が子どもに『教える』こと」と「親が子どもの勉強を『見守る』場合」になると思います。現代社会で親子関係がおちいりがちな陥穽を拾っていきたいと思います。
 そしてもちろん「親が子どもと同じ記憶を持つ場所」として“長い目で見た役に立つ絵本”の紹介を織り交ぜていきたいと思います。
 ご興味のある方はぜひどうぞ。

お問い合わせ・お申し込みは
kimiko.pinebook@gmail.com
までメールでお願いします。



posted by kimiko-pinebook at 09:28 | 沖縄 雨 | Comment(0) | TrackBack(0) | office sunny side